妄想空間・改//UP FIELD GALLERY
PhotoInstallation by MazKen
UP FIELD GALLERY
『妄想空間・改』 MazKen電脳光画展V
■2011.7/29(金)~8/7(日) 12:00-19:00
7/30, 8/6土曜は18時まで。19時よりライブ開演
■空間デザイン:東潤一郎、オブジェ:田中哲也
■BGM:一ノ瀬トニカ「環~ガイア」
岡田千香子with長谷綾子「混線 梅柳中宵月・妄想空間ヴァージ
ョン」
■7/30(土), 8/6(土) 妄想ライブ「海底軍艦の調べ」+トーク
開演19時(30席 ドリンク付、2000円)
演奏:岡田千香子(サンプラー、ヴォイス他)
長谷綾子(オンド・マルトノ、尾茂直之による新作楽器ASADEN)
■作者(MazKen)在廊予定日:7/29, 30, 31 8/5, 6, 7
各、金, 土, 日曜のみ終日在廊しています
★ライブ(コンサート)は、イス席30しかございません。
ゆっくりお聴きになりたい方は、当欄にコメントで予約するか、
メールにて連絡下さい。
[概要]
昨年11月ブリュッセルを皮切りに、今年3月のオリンパス・ギャラ
リー東京、5月のオリンパス・ギャラリー大阪と、精力的に『妄想
空間』展を開催しているMazKen(マツケン)。
和紙にプリントされた巨大なフォトアート(電脳光画)は、さまざ
まな加工がなされ、その独特の手触りとふくれあがる妄想は、見る
者を圧倒すると同時に、不思議な懐かしさを感じさせてくれる。
東潤一郎(空間デザイナー)、田中哲也(陶芸家)、一ノ瀬トニカ
(会場BGM「環~ガイア」)等、さまざまなアーティストの力が結
集した『妄想空間・改』~MazKen電脳光画展V~では、初の試みと
して、音楽ライブを開催する。
ステージフォトでも活躍するMazKen(マツケン)が、その公演に常に
足を運んでいる音楽家、岡田千香子。フランス歌曲を専門とする声
楽家でありながら、サンプラーを駆使してコンテンポラリーダンス
作品や朗読作品を制作、演奏。また、一ノ瀬トニカをはじめとする
気鋭の作曲家に、現代歌曲作品を委嘱、演奏を行なう一方で、近年
は、女流義太夫、琵琶歌などの声を用いた邦楽作品の演奏に深い関
心を寄せている。
今回の妄想ライブのために、MazKenが岡田に依頼したのは、『妄想
空間』展のモチーフのひとつである、明治時代の冒険小説『海底軍
艦』(押川春浪 著)を元にしたサンプラー作品。
日本に於けるSF小説の先駆けともなったこの著作は、特撮映画全盛
時代に、円谷プロで映画化もされている(1963年東宝、本多猪四郎
監督)。
今回は、岡田のサンプラー+ヴォイスに、フランス生まれの電子楽
器オンド・マルトノと薩摩琵琶を加え、「海底軍艦の調べ」と題す
るライブを敢行。MazKen的"妄想"を、より増幅させる起爆剤となる
予定。
オンド・マルトノの演奏は、インドでの音楽活動を経て、昨年帰国
したオンド・マルトノ奏者の長谷綾子。岡田のサンプラーとは、20
05年に、ジャン・コクトーの戯曲と浄瑠璃『十六夜清心』をまぜこ
ぜにした朗読劇、『混線 梅柳中宵月』(こんせん うめやなぎな
かもよいづき)での共演以来となる。
[プログラム]
■第1部:『PRANA』(一ノ瀬トニカ作曲)
1. プラヴィシャンティ
2. プラーナ・プラサンナ
岡田千香子(歌唱)、長谷綾子(オンド・マルトノ)
*2007年に岡田千香子により委嘱された、声とオンド・マルトノの
ための作品。テキストは、一ノ瀬トニカの発案で、古代インドのサ
ンスクリット語を用いた。初演は、岡田千香子(歌唱)、久保智美
(オンド・マルトノ)。
■第2部:トーク
MazKen(マツケン)、岡田千香子、長谷綾子、尾茂直之(楽器ASADEN
製作者)
■第3部:新作サンプラー作品「海底軍艦の調べ」
構成、語り、歌唱、鶴田流琵琶/岡田千香子
オンド・マルトノ、尾茂直之による新作楽器ASADEN/長谷綾子
フォトイベントともども、ぜひのお越しをお待ちしております!
岡田千香子、長谷綾子、MazKen
[演奏者紹介]
■岡田千香子(メゾソプラノ、サンプラー、琵琶)
国立音楽大学声楽科卒。ピー・レム主宰として、フランス歌曲と日
本歌曲によるサロンコンサートの企画・演奏。2003年より、電子楽
器サンプラーを用いたダンス音楽・朗読作品の制作、演奏。
1996~2005年にカミーユ・モラーヌの元を訪れ、フランス歌曲の
薫陶を受ける。
1996~2000年に清元 延以都喜より清元を学び、「浄瑠璃」の手ほ
どきを受ける。
現在、より深く日本の伝統音楽を研究するため、2006年から田中之
雄の元で鶴田流琵琶と琵琶歌を、2008年から女流義太夫人間国宝、
竹本駒之助の元で義太夫の語りを、2009年から扇よし和家元から
小唄を学び、日本語の語りと歌唱の可能性を探求する。1998年より
日本ヨーガ禅道友会会員。
■長谷綾子(オンド・マルトノ)
幼少よりピアノを始め、中高校時に声楽と和声学を学ぶ。英国王立
音楽院(RAM)留学、新潟大学大学院修了、ピアノと音楽学専攻。199
9年、オンド・マルトノに出会い、原田節に師事。2001年より様々
な場での演奏活動、声とサンプラー、ダンス、朗読等との共演を行
う。2006年より、新たなものを求めて渡印、Satish Babbar Creati
ve Music Foundationにて、ガザル歌手兼作曲家サティッシュ・バ
ッバルよりインド音楽を学ぶ一方、My Expressions to Ghalib等の
作品に協力。
(敬称略)
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