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2009/06/13

ペンスケッチ展5 後記

West
camera
PEN-FT+ Zuiko 42mm/F1.2

"ペンスケッチ展5"が終わりました

私がこのフォトエキシビションに賭ける思いは、大袈裟に言えば「日本人のフォトARTに対する価値観の多様化推進」「フォトARTの大衆浸透と鑑賞力のレベルアップ」です。
一見、オリンパス・ペンという単一カメラ銘柄のくくりですから、カメラマニアの集いのように思われますが、コンセプトは全く逆です。
昭和時代に最も売れた大衆カメラ(とその競合機)で撮影したフォトに限定することで、カメラマニア向けのエキシビションではないのです。
 
 
「みんなちがって みんないい」
ペンスケッチ展の不変のルールです。
自分の置かれた環境で、精一杯作品制作を楽しむという意味です。

仕事が猛然と忙しい人、フィルムカメラを知って一月もたたない人、近所に名所旧跡が無い人、撮影環境も生活環境も撮影スキルもバラバラなのは当然です。
そんな日常の中でも、カメラを持つと何か違った空間が見えるはず。
十人十色の作品制作環境と、感性を認め合う。他人と比較しない。競わない。
これが私の参加型ARTに対する不変のコンセプトです。
 
 
フォトエキシビションはライブパフォーマンス
誰でも参加できる、撮影テーマが無い、額装もサイズも点数も規定しない。ペンスケッチ展の大きな特徴です。
これはメーカー系ギャラリーでは、(巨匠を除いて)到底許されないことです。
きちんと立派な額やパネルに入れ、整然と並べるのが常識の日本的展覧会。
粛々と息を殺して見ないと悪いような、圧迫感ってすごく嫌ですよね?

私が参加者に強く勧めるのは、お客さんに接すること。
自分の作品やペンスケッチ展のコンセプトを、お客さんに説明する方がよりハッピーになるからです。
 
 
フォトARTはエモーショナルに楽しむ
フォトARTの楽しみかたって、もっと感覚(情緒)的で良いと思います。
そうすれば「良く写ってますね」なんて言う、カメラやレンズを誉めているのか? 写っている被写体そのものや撮影技術を誉めているのか意味不明な「評論」なんて出てこないハズです。

「良く写ってますね」は「表現者の感性や創造性」を誉めている言葉ではないと思います。
例えば最新の全自動デジカメなら、よく写るのが当然でしょう。
ARTは面白いかつまらないか? 好きか嫌いか? 印象的か否か? エモーショナル(官能的)にとらえてほしいのです。
 
 
フォトグラフは「写真」という意味ではありません
本来の直訳は「光の絵=光画」です。リアリズムや記録性というのは、フォトのごく一部の機能です。
欧米崇拝に否定的な私でも、フォトグラフの誤訳「写真」だけは受け入れられません。
「光画」の多様な表現性、楽しみ方、感覚的捉え方、私はペンスケッチ展を通じて、出展者に対しそれを投げ、来場者にそれを感じていただきたいのです。

来年のペンスケッチ展6、どうぞ ご参加orご来場ください。

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コメント

happy01 Kenclip さん、どもです。

ペンスケ展には「高い敷居」も「レベル」もありませんよ。
毎年少しずつメンバーも変り、戻ってくる人も、お客さまから出展者になる人もたくさんいます。

私の指導方針は一つ 「多様な価値観を認め、今の自分にできる範囲で作品制作を楽しむ」 これだけです。
しかし、本当にフィルムカメラを持つすべての人がフィルムフォトの絶滅を意識して、「1月1本:1年10本フィルムで撮ろう」を実践していただかないと、とんでもない壁が立ちはだかることになると思います。

ぜひ、友人・知人にも広めてください。


投稿: MazKen | 2009/06/17 23:00

MazKenさん、こんばんは。
拙プログにコメントありがとうございました。

おっしゃる通り、チョッと難しく考えすぎていたようです。
来年は『大人の文化祭』に『関バル同盟』の仲間共々参加出来ればと思っています。
その際はご指導宜しくお願いします。

投稿: Kenclip | 2009/06/17 20:43

new 余談で失礼します。会場でご購入いただいた作品の件です。

本日16日、9割の方に作品の発送を終えました mail クロネコメール便です。
A4判超ですので、ポストからはみ出るお宅もあると思います。
しっかり梱包したつもりですが、雨と折れ曲りも心配です。

こんなに心配なら、送料500円いただいてもEXパックの方が良かったかな? think
明日・明後日の郵便受けにご注意ください。傷んでいたらご連絡ください。

danger印画紙以外に保護用の紙やシートがはさんであります。捨ててください。
danger保護フィルムはフォト専用です。 100均のペット袋とは違います。

投稿: MazKen | 2009/06/16 12:05

>いったいどんな人が見て、どういう感想を持ったのか不思議でなりませんでした。

coldsweats01 SNSでは大変な話題になり、15日間....出展者やスタッフと来場者のコメントは膨大な量になりました。
管理人以外でも画像が掲載できるオフィシャルな日記ページだけでなく、参加者と閲覧者個々の日記でも夫々に反響がありました。

このフィシャルブログ(コメントに画像が出せない欠点があります)だけでも、会期中は400アクセス/日を軽く超える状態が続いたことからも、関心の高さがうかがえました。

少なくても、数百人がリアルあるいはバーチャルでペンスケッチ展の会場を見、ペンスケッチ展のコンセプトについて話したわけですから、微力ですがフォトの楽しみ方と鑑賞方は変ったと思います。

はしろさんが、鹿児島から東京や神戸にいらっしゃるのは確かに困難です。
でも、はしろさんの参加がペンスケッチ展において、とても重要な役割をしていることは誰もが理解しています。
冗談ではなく、「はしろさんと横浜ペンスケッチ」なんていうイベントも楽しいと思います。

投稿: MazKen | 2009/06/16 11:44

こんばんは、そしてペンスケッチ展5お疲れ様でした。
今回、ペンスケッチ展に関して、いろんなところでの書き込みを見ることがあまりなかったので、いったいどんな人が見て、どういう感想を持ったのか不思議でなりませんでした。
ただ、MazKenさんの書き込みやらこの後記を見て、単なる写真の出来を誉める人が減って、小説や絵画を愛するような感じで写真を見る人たちが増えてきているのかなと思っています。
自分は、その撮った時の感じを見た人が受け取れるようなものを撮れるように、またPEN-FTのシャッターを押していきたいと思います。

投稿: はしろ | 2009/06/15 23:19

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