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2009年6月の記事

2009/06/26

どんな○○に興味がありますか?

15a900
camera PEN-FT+Zuiko 20mm/F3.5

mobaq ペンスケ展の余波もなくなり、全てが元に戻って思うことがあります。
このブログやペンスケッチ展に来る人は、一体何に興味があるのかな? どんな情報が欲しくここに来るのかな? って。

デジカメ関連なら、カメラの新製品情報でしょう。 でもここには新製品情報はありません。頻繁に作品を更新しているわけでもありません。

一体みなさんはアコーステイックカメラorフィルムフォトのどんな情報を期待しますか?

それは、デジタルも同じですね。
カメラ好きで年中カメラを買い替えられる人は別として、フォト(光画)そのものに興味のある人は、どんなことが知りたいのでしょうね?
やっぱり夏ならimpact花火の撮り方や、秋はmaple紅葉の撮り方とか、fuji富士山の撮り方でしょうか?

レギュラーで執筆しているカメラ雑誌をファイリングしていて思うのです。
毎年、同じような特集と企画のサイクルフォーマットをなぞっているだけで、本当にフォトアートって進化しているのかな?

なにかもっと面白いことができそうな気がするのですよ。

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2009/06/16

これから欲しい人、読んでください

私がペンスケッチ展の会場にいると、色々な人がペンについての質問をくれました。
これから機械式カメラを購入される人に、私個人の観点でコメントします
(機械式カメラって面倒なんで、拙著に従いアコースティックカメラ=アコカメで略します)

Ft__65s
camera 「時を超えるカメラ」「複製空間」を撮影していた当時の装備 

one アコカメの価格
私は以前から、30年以上も生き延びているアコカメの価格は、発売当時価格+存命プレミアム(希少価値とは違います)が当然と思っています。

1980年以降に主流の、半導体や電子基盤が寿命になれば修理不能の電子制御カメラとアコカメでは、機械としての根本が違います。
ジャンク(不動品)は再生用の部品取りなのでともかく、完動品にはそれなりの価値と敬意を払うのが当然だと思います。

もし、それが高いと思うなら、買うのをやめたほうが賢明でしょう。
最新のデジカメと比べて高いと感じる人は、そのカメラの生き延びてきた奇跡のような歴史や、機械としての魅力を理解できないのですから、たぶん買っても長く愛用することはないと思います。

two アコカメの購入
昨今生産中の商品と、根本的に違うことを完全に認識してください。中古カメラは1台1台が唯一無二なのです。
当初は大量生産でも、生き延びてきた経緯、修理歴、保管状況で現在は全部コンディションが大きく違う、世界に唯一のカメラなのです。

私はカメラコレクターではありません。でも、すばらしく綺麗なアコカメやレンズを発見すると「これを引き取って大事にできるのは自分しかいない」と、思うことがあります。
それぐらい、中古カメラやレンズとの出会いは運命的です。
そして、本当に「一期一会」。躊躇すれば他人の手に渡り、二度と合えないことも肝に命じましょう。
アコカメの先輩が「これは良いカメラだ!」と言ったら、飛び降りるのが賢明です。

three 安すぎる修理代金
一番多く耳にする嫌な話は、修理料金です。
例えばペンFTが不調で分解整備=オーバーホールが必要だとします。修理屋さんの料金が15000円と言うと、多くの人は「高いな~」と言うのです。(他のペンなら10000円ぐらいです)

中古カメラの修理は、並んだ部品を組むだけの新品製造と違います。
現行の電子カメラを修理する際のユニット(ブロック化された部品)の交換ともまったく違います。
少なくても数十個の細かなビスを外し、カムやレバー、バネ、ロッド、コロ等々、超細かな立体パズルを分解しながら不良箇所を捜すのです。50年前に6000円だったペンでも、分解して丁寧に部品を洗浄し、不良箇所を修理し、組立てると「1日仕事」です。

会社員の人なら理解いただけるハズです? 1日社員を拘束したらその仕事の発注者にいくらの対価を要求しますか? 自動車の修理はどうでしょう?タイヤを1本交換したら10分の作業工賃として2000円支払いませんか?
1台1台まるで違う中古カメラの修理。順調でも半日、ヘタすると3日もかかる中古カメラの分解整備が"15000円"で高いと言えるでしょうか?

まして、他のジャンクカメラから必要な部品を調達したり、自作のパーツを組み込む作業までしてくれる修理屋さんに、「1万円のカメラに1万円の修理代は高いよ」と言う人は、ご自分で修理するか、何万円も出して良品が見つかるまで買い続けるか、アコカメのオーナーを辞めなさいと言いたいですね。

Bunkai_ft

four 最悪の論理
私のペンの主治医T師の仕事を見ていると、近年ますますネットオークションで購入したゴミ同然の中古カメラを修理依頼し、完全主義者のT師の腕を利用してレストアさせる人が多いのに気付きます。

悪意のない人もいると思いますが、ネットオークションは危険な賭けです。
転売を重ねて利益だけを目的とする、オークションプロが増殖しています。出品者の実態は私でも見抜けません。
いい加減な素人分解で「修理済」と称し、購入してから不調なのでT師に開いてもらったら、「破壊行為」が行われていたという例は山ほどあります。
破壊された部品と交換に、貴重な在庫の中古部品も消えるわけです。
上カバーを外したら綿ゴミとダニだらけ、サビと油まみれの部品だったなんて修理でも15000円・・・。T師のストレスはたまる一方です。

誤解が多いのは、レストアしたカメラは「新品」ではないことです。30年以上昔に作られたアコカメはどんな名医の手でも「新品」には戻りません。メーカーの部品在庫など10年以上前に皆無なのですから。
修理したカメラが、現行のデジカメのように「新品」状態で戻ってくるわけでは無いことを、しっかり認識してください。

club アコカメの楽しさは、運命的出会いで入手したカメラをたくさん使ってあげること。
壊れたら修理することも思い出だと思います。
私はカメラコレクターではありませんので、以上に不快な発言がありましたらご容赦ください

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2009/06/13

ペンスケッチ展5 後記

West
camera
PEN-FT+ Zuiko 42mm/F1.2

"ペンスケッチ展5"が終わりました

私がこのフォトエキシビションに賭ける思いは、大袈裟に言えば「日本人のフォトARTに対する価値観の多様化推進」「フォトARTの大衆浸透と鑑賞力のレベルアップ」です。
一見、オリンパス・ペンという単一カメラ銘柄のくくりですから、カメラマニアの集いのように思われますが、コンセプトは全く逆です。
昭和時代に最も売れた大衆カメラ(とその競合機)で撮影したフォトに限定することで、カメラマニア向けのエキシビションではないのです。
 
 
「みんなちがって みんないい」
ペンスケッチ展の不変のルールです。
自分の置かれた環境で、精一杯作品制作を楽しむという意味です。

仕事が猛然と忙しい人、フィルムカメラを知って一月もたたない人、近所に名所旧跡が無い人、撮影環境も生活環境も撮影スキルもバラバラなのは当然です。
そんな日常の中でも、カメラを持つと何か違った空間が見えるはず。
十人十色の作品制作環境と、感性を認め合う。他人と比較しない。競わない。
これが私の参加型ARTに対する不変のコンセプトです。
 
 
フォトエキシビションはライブパフォーマンス
誰でも参加できる、撮影テーマが無い、額装もサイズも点数も規定しない。ペンスケッチ展の大きな特徴です。
これはメーカー系ギャラリーでは、(巨匠を除いて)到底許されないことです。
きちんと立派な額やパネルに入れ、整然と並べるのが常識の日本的展覧会。
粛々と息を殺して見ないと悪いような、圧迫感ってすごく嫌ですよね?

私が参加者に強く勧めるのは、お客さんに接すること。
自分の作品やペンスケッチ展のコンセプトを、お客さんに説明する方がよりハッピーになるからです。
 
 
フォトARTはエモーショナルに楽しむ
フォトARTの楽しみかたって、もっと感覚(情緒)的で良いと思います。
そうすれば「良く写ってますね」なんて言う、カメラやレンズを誉めているのか? 写っている被写体そのものや撮影技術を誉めているのか意味不明な「評論」なんて出てこないハズです。

「良く写ってますね」は「表現者の感性や創造性」を誉めている言葉ではないと思います。
例えば最新の全自動デジカメなら、よく写るのが当然でしょう。
ARTは面白いかつまらないか? 好きか嫌いか? 印象的か否か? エモーショナル(官能的)にとらえてほしいのです。
 
 
フォトグラフは「写真」という意味ではありません
本来の直訳は「光の絵=光画」です。リアリズムや記録性というのは、フォトのごく一部の機能です。
欧米崇拝に否定的な私でも、フォトグラフの誤訳「写真」だけは受け入れられません。
「光画」の多様な表現性、楽しみ方、感覚的捉え方、私はペンスケッチ展を通じて、出展者に対しそれを投げ、来場者にそれを感じていただきたいのです。

来年のペンスケッチ展6、どうぞ ご参加orご来場ください。

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2009/06/04

ぺンスケッチ展5/神戸 頑張ってます!

12new
camera
PEN-FT+OM-ZUIKO 100mm/F2.0

ぺンスケッチ展5/神戸会場、明日開幕です!


早くもペンスケチ展5/神戸が明日開幕します。

■神戸会場 6/5(金)~6/10(水)
 ギャラリー・葉月

 〒651-0088
 神戸市中央区小野柄通7丁目1-5 マキビル3F
 電話;078-221-0303

 http://www.mmjp.or.jp/maki-building/index.html
 開場時間;11時~19時   最終日のみ17時まで 以降撤収


book 関西では初めて、MazKen作品集・ペン専用工具セット・オリジナルプリント(土日のみ)の展示販売します。

wine 土曜日夜、閉館後関係者懇親会 beer


Sp1000962
camera ギャラリー葉月はこのマキビルの3階です (kimi)

会場情報のフォトができましたらメールください。
この欄にも追加で、掲示したいと思います。

少数精鋭の神戸スタッフが、ご来場をお待ちしています!happy01

new 最新現地情報はこちらでご覧下さい!

090606_penske5

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