2009/11/10

小さなイベント2つ

イベント開催のお知らせ

11/15(日)に、縁あって? "オリンパス フォトパス感謝祭"に私がブースを出すことになりました。

このイベント、オリンパスユーザーのための感謝デーで、色々とやるみたいです。
私はオリジナルのペンFTと書籍を展示し、長年懇意のジャパンホビーツール製品を並べます。

ペンスケッチ展では意識して"カメラメカの話し"はしませんが、今回はマニアのために対応したいと思います。
特に、ペンF, OM, Mフォーサーズの歴代マウントアダプターはオリンパスの伝統芸?ですから、現物を見て試してください。

他に、E-P系用のカメラレザーも即売しますし、必要であれば貼ってさし上げます。
TOMY師のオリジナルレストアパーツも、できれば持って行きたいと思います。

11/15(日) 10:00 - 18:30 神田 小川町の"オリンパスギャラリー"2階でお待ちしています。
http://olympus-imaging.jp/event_campaign/olympusplaza/tokyo/

*ズイコークラブ会員向けらしいです。ネットから登録できます。会費不要・無料です!
 
 
11/27 - 29 日、私の活動拠点"ギャラリー スペースキッズ"にて、ささやかなグループ展を開催します。

ペンスケッチ展 1, 2, 5 回展を開催した青山一丁目のスペースキッズで、SNSのメンバーと小展を開催します。
http://homepage1.nifty.com/spacekids/comming-soon.html

今回はカメラの種類を不問として、好きなカメラで「みんなちがって みんないい」を展示します。

特に宣伝活動をしていませんので、アットホームな「お茶しましょう」感覚で、遊びに来て下さい。
11時から19時まで (最終日は18時まで) 開いています。

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2009/11/09

いつも何をしているのか?

今年は7月以来ずっと忙しいのです。

で、私が何をしているのか知らない人が圧倒的に多いので、時にはペンの作品以外も紹介するようにしましょう。

私はフォトグラファー(光画師)ですが、皆さんが一般に知っている、カメラ雑誌に登場するプロ"作家"(好きなテーマを撮るだけで生活できる方々)とは違います。
プロ"作家"は、プロフォトグラファーの中でも極々特殊な人で、私に彼らの名前を10人挙げて「知っていますか?」と言われても、業種が違うので知りません。

私は大学生時代から、出版社と広告(いわゆるブツ撮り)、そしてフォトエフェクトを中心にするプロですが、その中だけ見てもさらに撮影する被写体別、お得意様とする媒体別に専門が細分化できます。もちろん写真館、結婚式場の写場、医療研究部門等々・・・皆さんが思っているよりも、極めて専門性が高い仕事なのです。

ゴタゴタ書くより、見てもらいましょう。

Mc_edge
 
これは、最近出た八重洲出版のムックで、表紙のCGを担当。
撮影はバイクのスペシャリスト氏。
 
Lfa_600
 
こちらは、モーターマガジン社で出版したモーターショーのスペシャル。
表紙や本文で"見せる"大きなCGを担当。
 
Ft86kai
 
こ~んなのとか、
 
Crz_2
 
こ~んなのが"MazKen風"と言えば、見たことがありますかね?
ほかにも、これから折を見ては紹介したいと思います。
 
今も、某ニューモデルムックの表紙を制作している最中でした。

続きを読む "いつも何をしているのか?"

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2009/10/19

最新プリント情報(2)

ひまわりさんの、プリント現場報告

これから説明する"RPプリント"とは、リバーサルフィルムからのアナログダイレクトプリントです。

まず、サービスサイズあるいは機械焼きと呼ばれ、ストレート焼き(1回露光)で処理されるプリントと、手焼きと呼ばれトリミングや覆い焼き、焼き込みで調子を整える事のできるプリントの2種類があります。

プリントサイズはサービスサイズが L版~4PW。
手焼きが キャビネ~全紙となっています。
どちらもハロゲンランプを光源としてフィルムを透過させレンズを通してペーパーに露光させます。

機械焼きと手焼きの違い
機械焼きの場合はロールペーパーを使用し、色、濃度調整は段階的な調整となります。
また原版に対し固定倍率でのプリントとなるためケラレ率が高くなります。
フルLLサイズのみ原版がほぼ全部が入りますが、若干のケラレが生じる場合があります。また黒縁が付きますが均等には付かない事があります。

次に手焼きですが、名前の通り一枚づつ手作業でシートペーパーに焼き付けます。
本番前にテストプリントをおこない、仕上がり具合を確認して色濃度および焼きこみ等の指示をデータ用紙に記入します。
色濃度は可変フィルターと露光時間で無段回に調整する事が出来ます。
その後、本番プリントを焼きます。その際フィルムを透過させイーゼル上で確認するのでトリミングをする事が出来ます。

私の担当する"RPプリント"は、原版に合わせた色濃度が基本となります。
プリントの色調はご使用されるライトボックスと、プリントを鑑賞する室内灯等の光源に大きく左右されます。

当社では印刷学会準拠のフジカラーイルミネータープロを使用し、室内灯には演色性AAA色評価用の蛍光灯を用いています。
演色性AAA色評価用蛍光灯は、名前の通り色を比較して評価する時に基準となる光源で、色温度が"5000K"前後となっています。
一般的な白色蛍光灯は"4600K"付近となり、プリントを鑑賞すると赤味が強くなる傾向にあります。

撮影者の好みの色調、濃度にプリントするには、RPプリントに細かな指示を書き込んだLLサイズを見本として添付するのが良いでしょう。

またコントラストの高いポジフィルムですが、RPペーパーもコントラストが高いのでハイライトとシャドウの差が大きい絵柄のプリントは、サービス版のストレート焼きでは再現できない事が多く、焼きこみ等のテクニックを用いてプリントする事により、濃淡を調整する事が出来ます。
ただし手で覆い焼きや焼きこみをする為、フォトショップで加工するようにはいきません。また、ペーパーの特性で露光時間が長くなると赤味が強くなる傾向があるので、ハイライトはG味なのにシャドウ部はM味と言う事も少なくありません。



プリントできるサイズ
"RPプリント"について確認したところ、ペンFで撮影したハーフ原版からは、全紙までのプリントが可能です。
残念ながら、ここ数年ハーフ版からの全紙は注文が有りません。


ハーフ版の縦横比と全紙の比率は合わない為、長辺側がケラレてペーパーフルの状態での仕上がりとなります。
ただし、最大倍率でのプリントとなる為、全紙でのトリミングは基本的に不可能となります。
当然ハーフ版でもノートリミングは均等余黒でのプリントが可能です。
ノートリミング=原版すべてでは有りません。ネガキャリアおよびペーパーのイーゼルマスクによるケラレが若干発生します。

「4切Wを注文すると半切料金」についてですが、当社ではワイドサイズとして6PW/6切Wと4PW/4切W(Pと切の違い)があり、6PW/4PWはサービス版のため固定倍率のストレート焼き、6切W/4切Wは手焼きでトリミング/焼きこみ等が可能です。
当然料金には差があります。
よって、ハーフ原版から4PW/4切Wをプリントしても、半切料金になってしまうという事は有りません。



解像力について
私の考えですが、RPプリントはアナログプリントのため、解像度という観念で考えた事は有りません。解像力と捉えていただいた方が良いと思います。

フィルムでの撮影ですから、使用フィルムによる違いが一番大きく、フジクロームアスティアが粒状性は一番良いとされており、プロビア400Xとは粒子の表情が全然違います。

また、被写体や撮影時のピント、露出にも左右されますし、プリントサイズや鑑賞距離により感じ方に違いが発生します。
要するに個人差による感じ方が違う為、どのサイズまでならば解像力が良いとか、このサイズ以上は悪いとか、決めつける事は出来ません。

フォトアートは、チャートを撮影して画像チェックいるのではなく、好きな物を撮っているのですから、色々なフィルムによる違いを楽しみ、フィルムによる解像力の違いや、被写体による違い、露出による違いなどを楽しむ世界だと思います。

今後は、フィルム種も減少していくでしょうし、今だから楽しめるペンFと考えて頂けたらと思います。

最後に、三多摩地区は当社での取引も少なくRPを扱っているお店は数店しかありません。
・青木写真  昭島市昭和町5-1-17
・かじはらスタジオ 立川市西砂町6-6-18
の2店くらいでしょうか。あとは営業写真館ばかりです。

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2009/10/11

最新プリント情報

フジ直系現像所 ひまわりさん報告
確かにコダックは以前よりアナログプリントを中止してデジタル銀塩プリントをしています。
今、そのコダックプリントをしているメインラボをご存知でしょうか?かつてはゾウさんマークでおなじみ0円プリントの最大手、今は神奈川県民ならご存じ万葉の湯を経営する"日本ジャンボ"です。
薬局やクリーニング店のプリント専門ラボが、今は"KJイメージング"としてコダック純正処理をしています。かたや未だに格安プリントも並行して営むラボ運営会社なんです。

また、フジでアナログプリンターが一台と云う事はありえません。
当社の規模でも、ネガ専用で254ミリ幅のロールペーパーを使用するアナログ機は五台以上有りますし、半切以上に対応する手焼きプリンターも四台は稼動中です。
ただし一般的なプリントはL版から4PWのサービス版での注文が多く、それらの品物は大半が"FRONTIER"で処理されます。
一般アマチュア写真家さんからはアナログ手焼きは注文がほとんど来ません。営業写真館は、まだまだブローニーフィルムを使用してアナログ手焼きが大半です。しかし子供写真館からデジタル化が進み、ネガフィルムの需要が減っているのも確かです。

せみ ちゃん。さん続報
富士フィルムにハーフサイズからのプリントについて
聞いてみたところ,「現状では」以下のようでした
(富士系列のプロラボクリエイトも含む)。

A. カラーリバーサルからの場合
1. “フジクロームRPプリントダイレクト”(アナログ)
機械焼:LLまで。
手焼:通常は四切まで。クリエイト現像所では四切ワイド・4PWまで(料金は半切相当)。

2. “デジカメプリント クリスタルPRO”(デジタル:手焼扱い)
通常は四切まで。クリエイト現像所では四切ワイド・4PWまで
(料金は半切相当)。

B. カラーネガからの場合
現状では“デジカメプリント クリスタルPRO”(デジタル:手焼扱い)で,
通常は四切まで。クリエイト現像所では四切ワイド・4PWまで
(料金は半切相当)。

なお,白黒は(ちゃんと聞かなかったのでうろ覚えで要確認ですが…)
四切までだったかと(いや?制限なしだったか???すみません)…。
ということは,四切ワイド以上のサイズに伸ばしたい場合は(高性能な)
スキャナでデジタルデータ化して,“デジカメプリント クリスタルPRO”で
プリントすることになりそうです…。

せみ ちゃん。さんビックカメラにて
ビックカメラのフィルムコーナーで,正規ラボ経由のカラーネガからのアナログプリント注文について聞いたところ,もうコダックは受け付けておらず。

フジもアナログの引伸機は東京に 1台しかなく(∴地方からの注文は実質不可能)。ペーパーサイズもキャビネ相当までしかないため,それ以上の大伸ばしはできないそうです…。
ということは,デジタルプリントでは,どんなフィルムを使っても(大判でも)スキャナを通すと
同じ解像度のプリントになってしまう可能性があるわけで…
(フィルムサイズによる設定変更とか,あるのでしょうか? なさそうですが…)。

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2009/10/10

PEN E-P1 も楽しんでます

Ep1_002
camera こういう遊び方はやはり夢だったでしょう?
この手のカットの撮影機材を気にする人は通。 EOS 50D EF24-70 F2.8L

E-P1を使って、早3ヶ月。
E-410に代わってずいぶん働いていますが、雑誌の記事では見えない作例のディテールが少しでも見えるように、随時ブログに掲載しましょう。

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camera Zuiko 42mmf1.2 f1.2 のままで撮影 CLICK!

正直、結論から言えばこのカメラはEOSデジの代理にはなりません。
反論はあるでしょうが、「作家的作品」ならともかく商用写真は無理。
E-P1が真価を発揮するのは、旧型のMFレンズを装着して遊ぶ時です。
お世辞でなく、PEN-FTのデジ判として持ち歩く楽しさはあります。

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camera OM-ZUKO 50mmf1.2 f1.2 のままで撮影 CLICK!

"PEN E-P1 BOOK"でも紹介しましたが、いまだかってないほど多種多様なレンズマウントアダプターが用意されていますから、ぜひ往年の一流メーカーの『国産レンズ』を楽しんでいただきたいと思います。

特に大口径の楽しさはクラクラします! お試しください。

"muk select"のマウントアダプタ紹介ページ

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2009/09/14

あなたが被害者にならないように

E-P1のお陰で、またまた「にわかPENブーム」のようです。

ただブームと言っても、フィルムペンのペンFTはもう39年も昔に生産を終えているので、生き延びた限られた個体の保護にも関わる問題になってきました。

「機械式カメラは一生モノ」なんて誇大妄想で、特殊鋼で作ったパーツや環境問題で、現代の工場では再生できないパーツはたくさんあるのです。
それなのに、修理業者に頼めば必ず再生できるとか、お金を出せば何とかしてくれる的発想で、ジャンクカメラと半ば知りながら購入し、心有る修理業者にそのツケを負わせる....なにか間違ってませんか?

実は、またもや「大量に怪しいネットオークション」情報が入ったのです。

なぜ出品者に複数回質問をしないの? 質問に怒るような人から買うべきではありません。

「整備品」「修理済」って専門業者の扱いですか? 職人(プロ)を認められる出品者ですか?

・よく「ネガフィルムで撮って問題ありません」ってありますが、ネガフィルムの露出誤差許容範囲(ラチュード)は、フィルム付カメラやトイカメラで使えるほどアバウトなのです。
"ネガフィルム"で異常が分るようなカメラは、トイカメラ=玩具以下です。
テスト撮影は"ポジフィルム"を使うのが当然でしょう!

・ペンF系なら、上カバーはちゃんとピッタリ装着できていますか? 適当にハメ合わせたニコイチではないですか? 
今や"300000番台"のシリアルナンバーは当てになりません。

「整備品」「修理済」なら、ファインダーはクリアですか? レプリカパーツでちゃんと第2ミラーが換装されていなければ、私の最初のペンFTのようにミラーウィンドウフィルム貼付けや、アルミ箔貼付けの可能性を疑いましょう。

露出計メーターの動作なんてどうでもよいのです。シャッターやミラー動作系はちゃんと動きますか?
巻上げレバーは異常に重くて、ガリゴリしていませんか?
スムーズな動作を確認できない商品は買うべきではありません。

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camera ペン専用工具キット。これからは常備品かもしれないですね?

私はペンFや愛する名機に対し「いたずらな分解遊び」は勧めません。
ただし、ペンF系オーナーに最低限の愛機診断方法として、一つに上・下カバーを開く事を拙著でもWEBでも書いてきました。
最初に工具を掛ける"セルフタイマー"は、良品と粗悪品を見極める手段になるでしょう。

駆動部のグリスや機械油はベタベタにハミ出していませんか? 配線のコード類は妙に太くないですか? 配線のハンダはきれいですか? モルトはスムーズに貼ってありますか? 
以上がヘタな素人同然の修理と、本物のプロの修理では差が出やすい部分です。
もちろん、ネットオークションで購入した個体を分解した時点で、それは故意の破壊行為とされ、NC/NRの対象となるでしょう。

でも、ネットで買うならそれぐらいの覚悟が必要ということです。
私もご批判覚悟の上、正直に申しました。

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2009/08/29

もう1冊もスタンバイ!

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著者:MazKenとありませんが、95% MazKen製(監修) です

「光画」とほぼ並行して制作していたムックがスタンバイしました。 

月刊カメラマン増刊の"PEN E-P1 BOOK"
(モーターマガジン社)です。
スタートの"GO!!"から校了まで、わずか1ヶ月のスピード勝負でしたが、作例はもちろん商品フォトまで97%はこのムックのための撮りおろし(新作)。
メーカーからの広報写真は、ほとんど使っていないのですよ。

作例は、タレント・モデル・スペシャルなロケなど一切無し!

E-P1は「お散歩カメラ」「普段着カメラ」ですから、シチュエーションやロケーションもこのコンセプトにこだわりました。
つまり「光画」や「ペンスケッチ展」とまったく同じです。

だから私の出番だったのかな? "MazKen 作品カタログ"にも見えます。


被写体のスペシャル性やINTERESTに依存しないで、日常を非日常に見直すカメラとしてのペン・デジタル。
マニア視点ではなく「使える要素」を試行錯誤し、まじめに紹介していますので、立ち読みして気に入っていただければ、ご購入ください。
(これまでの拙著同様、手とり足とり的なハウツー本ではありません)

これを読むと、(光画と対比して)ますます ペンF の魅力がわかりますよ。

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ブツ撮りにもこだわった。旧友の今井信也がスタジオ担当


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私の趣味の世界がよくわかるでしょう?

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2009/08/16

気を込めた出版

Kouga01
camera 11月4日まで Amazon.com なら送料無料 \500

今夏、私は多くの時間を費やし、友人たちの多大な協力を得ながら、一つの理想を具現化しようとしてきました。

ペンスケッチ展のコンセプトを繰り返します「みんなちがって みんないい」
ご存知のとおり、詩人 金子みすずさんの詩の一節ですが、似たことをあの アイルトン・セナ も言っているのです。

すべての人には、その人固有の(いわゆる)天才があります。フォトアートの世界に限っても同じです。
人は各々違うのが当然で、他人を真似ることも、他人と比べ卑屈になることもありません。
好きな対象を好きなように撮り、他人より抜きん出た才を発見し磨けば良いのです。

インターネットは、多くの無名フォトグラファーにスポットライトを当てました。
でも、それだけでは十分と思えません。インターネットに触れない人もまだまだ多いのです。
また、液晶モニタの小さな画面や、その逆で部分的にクローズUPして見る鑑賞法がフォトグラフ本来の姿と思えません。
(無論、PCモニタやプロジェクターを使ったフォトアートは否定しませんし、私も挑戦しては色々なサロンで断られています)

雑誌や写真展のフォトコンテストという「競技会」はどうでしょう?
まず、選考者の好み=主観が入賞の尺度であることは当然です。納豆の嫌いな先生に、いくら丹精込めて作った納豆を勧めても喰わないのです。
また、本当に自分のスタイルで撮っていると「毎回同じ」と、選考者は独自性を評価をしながらも敬遠するしかなくなります。

メジャー雑誌やフォトサロンのフォトコンと違う作品の発表場所。今までタブー視されていた「創作フォト」にフォトグラフの真意を見出す。デジタルフォト世紀に相応しい作品に注目する。

これから私がキュレーターを担当する雑誌には、光の絵画に対する変革を込めました。
その小さな一歩は、とても薄ぺらな本です。
でも、継続は力です。日本のフォトアートシーンを皆さんと変えましょう!

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2009/07/31

米谷さん ありがとうございました

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ペンの生みの親、米谷美久氏死去

米谷美久氏が30日午後0時34分、呼吸不全のため東京都八王子市内の病院にて死去されました。(76歳)

米谷氏はオリンパス光学に1956年に入社。1959年に発売された「オリンパス・ペン」シリーズ、72年発売の小型軽量一眼レフ「OM」シリーズの生みの親であり、日本のカメラ産業にあまりに偉大な足跡を残しました。
最近では、今年のヒット商品間違いなしの「E-P1」も、ペンという名機をベースに生まれた商品であることを、E-P1の開発チームが認めています。

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私は「時を超えるカメラ」を出版した05年の秋、日本カメラ博物館のご厚意でTOMY師と3人で懇談をしています。
その時の話しぶりや、同日の熱意あふれるトークショー、2時間に及ぶ丁寧なサイン会など、今でもはっきり思い出され、とても急逝が信じられません。

 心よりご冥福をお祈りいたします。

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2009/07/07

"新しい"と"旧い"

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camera PEN-FT+OM-ZUIKO 50mm/F1.2

最近会う人や、メールでもいただくのが「オリンパス・E-P1にどんな印象を持っていますか?」という質問です。

多分?否定的なコメントを期待しているのでしょうが?私的にはフィルムのペンと全く土俵が違うカメラなので、E-P1はE-P1として見ています。
25年前に製造を完了し、なお誕生から50年も世代を超えて愛されている機械式カメラと、デジタルカメラを同じ土俵で優劣比較するのは、まるで見当ハズレだと思います。

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camera 機械仕掛けのFTは、機能をカバーで覆っただけの米谷デザイン

happy01 E-P1はすでに手元にありますが、面白いカメラだし、フィルムペンのコンセプトを受け継ぐ資質はありますね。
ただ、フィルムペン・・・ペンF系も含め「ライバルより廉価な価格設定で、気軽に楽しんでもらう」という大事なコンセプトは欠落したようです。
ペンFって、当時一番安い一眼レフの一つでしたからね。

E-P1は、これまでのデジイチvsコンデジというバリアを崩したという意味でも歴史的カメラだと思います。


話はズレますが、最近の"レトロ風カメラ"のデザインに苦言ありです annoypunch
レンズ鏡胴がシルバーだとレトロなのだそうですが、鏡胴がクロームメッキorアルマイト(シルバー)だったのは、ブラックアルマイトが未発達・高コストの1950年代まで。
50年代でも、ニコンやキヤノンのレンジファインダーカメラの高級レンズは、ちゃんとブラックアルマイト仕上げです。

Canonpen26p1

camera 1958年発売のキヤノンⅥ-T。クラシックだが、似非レトロと違うでしょ

60年代のレンズ鏡胴は黒仕上げが大半で、ペンやアサヒペンタックス、キヤノンFL等々を見ればわかりますが黒い部分が多いほど「銀よりカッコイイ・新しい」とされていたのです。
例外は設計の古いレンズ、廉価なコンパクトカメラぐらいでしょう。

70年代になると塗装技術の進歩で、黒塗りアルミパーツもどんどん増え、高級カメラは真っ黒ほどカッコイイ時代になったのです。
しかし、80年代以降はご存知のとおり黒い樹脂部品の台頭で、黒カメラ=高級という神話はガラガラと崩れ落ちました。

何でも「シルバーがレトロ風カメラ」という風潮は、車体に唐草模様を描けばレトロ電車とかレトロバスとか言うのと同じで、安っぽい時代錯誤と言いたいです。
「60年代の高級カメラはブラック主義」だった事をお忘れなく。

Eflens_064_2
camera お仕事なレンズの"証し"は、真黒なんですよ

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